ServersMan@VPSで使用するWebminの最初の設定

ServersMan@VPSにサーバコンソールのWebminをインストールする」の続きでWebminの設定をしていきます。ユーザの設定とサービスの設定を行います。

ユーザの設定

最初に,ユーザの整理をします。デフォルトはrootでWebminログインしますが,rootでログイン出来ないようにして,新しいユーザを設定します。

ユーザの追加

まず,前回の方法でログインします。そして,左のメニューから[Webmin]-[Webmin Users]を選択し,メニューの[Create a new Webmin user]を選択します。

ユーザ作成画面からユーザを作成します。

  1. ユーザ作成画面でUsernameやPasswordを入力します
  2. User interface optionsでLanguageをJapaneseに変更します
  3. Available Webmin modulesでSelect allを選択します
  4. Createボタンを押してユーザを作成します
rootユーザの削除

いちどログアウトして,今作成したユーザでログインしなおします。そして,rootユーザを削除します。

  1. rootをチェックします
  2. 削除ボタンを押します。

以降は,ここで作成したユーザを使って操作していきます。

スーパサーバ(xinetd)から起動する

デフォルトだと,Webminのプロセスが常に起動していますが,ServersMan@VPSのエントリープランだと割り当てられてるメモリ量も少ないのでなるべくメモリを節約したいです。そこで,xinetdを使ってアクセスしたときにだけ起動して普段のメモリ量を節約します。ただし,この方法だとアクセス毎にプロセスが起動されるので少し遅くなってしまいます。

Webminサービスの停止

まず,Webminサービスを停止します。

$ sudo /etc/webmin/stop↵
Webmin設定ファイルの編集

/etc/webmin/miniserv.confを編集してスーパーサーバから起動するようにします。

$ sudo /etc/webmin/miniserv.conf↵

session=1の行をコメントアウトして,inetd=1を追加します。

#session=1
inetd=1
xinetdの設定

設定ファイルを作成してxinetdを再起動します。

$ sudo vi /etc/xinetd.d/webmin↵ 新規に作成する

次の行を追加します。

service webmin
{
user = root
env = LANG=
port = 10000
socket_type = stream
protocol = tcp
wait = no
disable = no
type = UNLISTED
server = /usr/libexec/webmin/miniserv.pl
server_args = /etc/webmin/miniserv.conf
}

xinetdを再起動します。

$ sudo /etc/init.d/xinetd restart↵
Stopping xinetd:                                           [  OK  ]
Starting xinetd:                                           [  OK  ]

これで,同じように「http://localhost:10000」にアクセスすればBasic認証のダイアログが出てくるので作成したユーザ名とパスワードを入力すればログインできるようになります!